テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は21日、男子シングルス3回戦が行われ、大会初の16強入りを果たした世界ランク117位の
D・イストミン(ウズベキスタン)が試合後の会見で、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)との2回戦を終えた後、故郷から沢山の反応があったことを明かした。
この日、第30シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)を6-4, 4-6, 6-4, 4-6, 6-2のフルセットで下したイストミンは、2回戦で3連覇と7度目の優勝を狙っていた第2シードのジョコビッチを破る大金星をあげた。
「ノヴァーク(ジョコビッチ)を倒した後で精神的に難しかった。けど、カレノ=ブスタも素晴らしい選手。ノヴァークを下した後にストレートで負けたら、きっと誰もが脱け殻になってしまったと言っただろう。最終的に勝てて嬉しい」
2回戦では4時間48分、この日も3時間27分のマラソンマッチを制したイストミンは、記者から「ノヴァークとかなり長い試合をしたが、どうやって回復したのか?」と聞かれ「とにかく、よく寝た。驚いたことに本当に良く眠れた。みんなノヴァークとの試合の後はあまり眠れないのではと聞いてきた。きっと、かなり疲れていたんだと思う」と答えた。
「ノヴァークを倒して、故郷からの反応は?メールや電話をたくさんもらったか?」との質問には「沢山あった。特にフェイスブックはすごかった。皆に答える時間がなかったから、ただ【いいね】だけを返しておいた。有難いけど、全てに答えるのは1カ月かかりそう。次の試合の準備もしなければならない」と戸惑いを隠せずにいた。
「全豪オープンで優勝出来るのでは?」と聞かれたイストミンは「そんな質問には答えられない。もちろん、ここへ来たからには何試合か勝ちたかったし、当然優勝したいとも願っている。でも、今考えることではない。次の試合を考えたい」と謙虚に返答。
3回戦後、コーチである母からは「良くやった」と言葉をもらったイストミンは四大大会初のベスト8進出をかけて、4回戦で第15シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と第18シードの
R・ガスケ(フランス)の勝者と対戦する。
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