国際テニス連盟(ITF)は13日、男子シングルスで世界ランク1位の
A・マレー(英国)と女子シングルス新女王の
A・ケルバー(ドイツ)を2016年の「ITF 世界チャンピオン」に選出したと発表。両者はいずれもこの名誉を授与するのは初のこととなる。
また、マレーの兄である
J・マレー(英国)も
B・ソアレス(ブラジル)と共に男子ダブルス部門で選出。同年に兄弟が選ばれたことは初で、マレー兄弟はダブル受賞となった。
「ITF 世界チャンピオン」は、来年6月6日(火)にパリのローラン・ギャロスで行われる「2017 ITF World Champions Dinner」にて授賞される。
現在29歳のマレーは、11月のBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)の結果により自身初の世界ランク1位を記録。さらに、ATPワールドツアー・ファイナルズの決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)を下して初優勝を果たすと同時に、世界ランキングで年間1位を決めた。
今シーズンは9大会でタイトルを獲得し、8月のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)では史上初の五輪連覇を達成。10月のチャイナ・オープン男子(中国/北京、ハード、ATP500)で優勝して以降、5大会連続でタイトルを獲得している。
一方、現在28歳のケルバーは今年9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)決勝で
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)を下して大会初優勝と四大大会2度目のタイトル獲得し、自身初の世界ランク1位に上り詰めた。
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