男子テニスのATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は18日、グループ・ジョン マッケンローの予選ラウンドロビンが行われ、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)は第1シードの
A・マレー(英国)に4-6, 2-6のストレートで敗れ、4年連続のベスト4進出を逃した。試合後の会見では「(マレーは)はるかに自分より良かっただけ。それは受け入れている」と語った。
>>錦織vsジョコビッチ1ポイント速報<<>>ファイナルズ組み合わせ表<<「彼(マレー)は色々なことを上手くやっていた。サービスもとても良かった。特に序盤ではあまりチャンスをくれなかった。それが彼の良いところ。自信に溢れてプレーをしている。だから世界1位にいる」とワウリンカ。
続けて「タフな戦いであり、タフなスコアだった。出だしは良かったけど、彼のような選手相手では、ほんの少しのことが大きな差になってしまう」とマレーとの試合を振り返った。
両者の対戦成績はマレーの10勝7敗。マレーは第1セットを取った時点で準決勝進出が決まっていた。
4年連続の準決勝進出を逃したことで今シーズン終了となったワウリンカは「今日は出来ること全てをやった。ここにいるだけの大きな理由もあると思う。この最終戦へ戻ってこれたことをとても嬉しく思っているし、それは自分のテニス人生で素晴らしいもの。来年も帰ってきたいと願っている」と話した。
グループ・ジョン マッケンローからはマレーと第5シードの
錦織圭(日本)、グループ・イバン レンドルからは第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第4シードのM・ラオニチがベスト4進出を決めた。
予選ラウンドロビンの結果は以下の通り。
【グループ・ジョン マッケンロー】(1)A・マレー 3勝0敗
(3)S・ワウリンカ 1勝2敗
(5)錦織圭 1勝2敗
(7)
M・チリッチ(クロアチア) 1勝2敗
【グループ・イバン レンドル】(2)N・ジョコビッチ 3勝0敗
(4)M・ラオニチ 2勝1敗
(6)
G・モンフィス(フランス) 0勝2敗
(8)D・ティエム 1勝2敗
(9)
D・ゴファン(ベルギー) 0勝1敗
ATPワールドツアー・ファイナルズは4選手が2グループに分かれて総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビン1勝あたり200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。
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