女子テニスツアー最終戦であるBNPパリバWTAファイナルズ・シンガポール(シンガポール、室内ハード)は29日、シングルス準決勝行われ、第1シードの
A・ケルバー(ドイツ)が第2シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)を6-2, 6-1のストレートで破り、初の決勝進出を果たした。
予選ラウンドロビン全勝で準決勝進出を果たしたケルバーは、トータルで7度のブレークに成功し、1時間15分で勝利した。
両者は今回が12度目の対戦で、ケルバーが6勝6敗のタイに戻した。
9月に186連続で女王の座についていた
S・ウィリアムズ(アメリカ)を抜いて世界ランク1位になったケルバーは、今年、全豪オープン(オーストラリア/ メルボルン、ハード)、ポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、クレー、WTAプレミア)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)の3大会でタイトルを獲得。全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では初戦敗退となったが、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では準優勝を飾った。
また、同日行われたもう1試合の準決勝では第7シードの
D・チブルコワ(スロバキア)が第8シードの
S・クズネツォワ(ロシア)に1-6, 7-6 (7-2), 6-4の逆転で勝利し、初優勝に王手をかけた。
10月上旬に行われたジェネラリ・レディース・リンツ(オーストリア/リンツ、ハード、WTAインターナショナル)でタイトルを獲得したチブルコワは、今回が最終戦初出場。
30日に行われる決勝ではケルバーとチブルコワが対戦する。両者は今回が9度目の対戦で4勝4敗のタイ。
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