テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)男子シングルス準決勝で敗退した第6シードの
錦織圭(日本)について、
松岡修造(日本)は11日に自身のブログを更新し「悔しい。あと一歩。グランドスラム制覇の扉はそこにあった・・・」と綴った。
9日、錦織は第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)に6-4, 5-7, 4-6, 2-6の逆転で敗れ、2年ぶり2度目の決勝進出とはならなかった。この試合では第1セットを先取し、第2セットも第1ゲームでブレークする好スタートを切ったが、挽回を許してセットカウント1-1に追いつかれる。
そして、第3・第4セットはブレークバックする粘りを見せるも、第2シードの
A・マレー(英国)との3時間58分に及ぶ準々決勝の疲れも影響し、準決勝で力尽きた。
松岡は「解説をしていたので、どこがキーポイントだったのか?僕の中にはっきりと圭に必要なことがみえた大会」と課題を見出し、錦織のグランドスラム優勝は「できる!」と再確認していた。
また、ジュニアの男子ダブルスでベスト4進出を果たした
清水悠太(日本)(滋賀県/ パブリックテニスイングランド)/
堀江亨(日本)(岐阜県/ 関スポーツ塾・T)組については「トップシードを次々と撃破してベスト4まで進みました。このファイトをまた次に生かしてほしいですね」とエールを送った。
清水悠太/ 堀江亨組
ジュニアの男子シングルスで惜しくも決勝進出とはならなかった第7シードの
綿貫陽介(日本)(フリー)には「小さいころから見ているのであえて厳しいことを言います。もっともっとタフになれ!トレーニングして強くなれ!そして圭が切り開いてきた道を歩んでいけ!」と綴った。
綿貫陽介
続けて「僕は陽介のテニスはいままでの日本人とは違い、しなりからくるパワーのあるテニスをしています。だから、陽介のテニスはきっと世界に通用すると僕は信じています」と期待を寄せた。
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