テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、雨による悪天候の影響で中断を挟む中、第6シードの
錦織圭(日本)が世界ランク95位の
K・カチャノフ(ロシア)を6-4, 4-6, 6-4, 6-3で下し、2年ぶり5度目の3回戦進出を果たした。
>>全米オープン対戦表<<この日は雨による悪天候の影響で約1時間遅れて試合が開始された。第1セット、錦織は第5ゲームでカチャノフの強打に苦しみブレークを許してしまう。しかし、続く第6ゲームですぐさまブレークバック、さらに第10ゲームもカチャノフのサービスゲームを破り、このセットを先取。
第2セットは198センチの長身から繰り出すカチャノフの強烈なサービスからチャンスを掴むことが出来ず、第9・第10ゲームを連取されてセットカウント1-1に。
第3セットに入っても勢いに乗るカチャノフに苦戦する中、第8ゲームを終えた時点で強い雨が降り始め、試合は一時中断。
再開後、集中力を切らさなかった錦織は、第9・第10ゲームを連取し、セットカウント2-1と、勝利まであと1セットとする。第4セットは2度のブレークに成功し、勝利を手にした。
3回戦では
N・マウー(フランス)と対戦する。マウーは2回戦で
P・H・マチュー(フランス)をストレートで破っての勝ち上がり。
上位シード勢が順当に勝ち進むと、4回戦で第21シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)、準々決勝ではリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で金メダルを獲得した第2シードの
A・マレー(英国)と対戦する組み合わせ。
錦織とマレーの山であるボトムハーフの下半分では、第12シードの
D・ゴファン(ベルギー)と第25シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)が初戦で姿を消してる。
全米オープンでは2014年にグランドスラム初の決勝進出を果たし、
M・チリッチ(クロアチア)に敗れるも準優勝。2015年は1回戦で
B・ペール(フランス)にフルセットで敗れた。
リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で銅メダルを獲得した錦織は、その後W&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)に出場したが3回戦で敗退。数日間の休養後、フロリダでトレーニングを積んで今大会に臨んでいる。
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