テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク96位の
B・ベッカー(ドイツ)を6-1, 6-1, 3-6, 6-3で下して2年ぶりの2回戦進出を果たした第6シードの
錦織圭(日本)は、試合後の会見で「あまり期待はしていないです。1試合ずついい試合をしようと思っている。あそこまでいきたい、結果を出したいというのは、あまり今はない」と話した。
>>全米オープン対戦表<<この日、第3セットを落とした錦織は、第4セットでベッカーにリードを許すも2時間10分で勝利し「今はすごくいい形で試合に入れている。それが結果に導くかは神様次第」とコメント。
2014年の全米オープンではグランドスラム初の決勝進出を果たし、
M・チリッチ(クロアチア)に敗れるも準優勝。2015年は1回戦で
B・ペール(フランス)にフルセットで敗れた錦織は「去年はプレッシャーがあった。(2014年に)決勝までいっているのは、(プレッシャーが)多少あったと思う」とコメント。
続けて「そういう意味では去年1回戦負けして良かったです、あまりディフェンドもないですし。去年と比べるとプレッシャーがないのは事実」と今大会について語った。
2回戦では世界ランク95位の
K・カチャノフ(ロシア)と対戦する。
リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で銅メダルを獲得した錦織は、その後W&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)に出場したが3回戦で敗退。数日間の休養後、フロリダでトレーニングを積んで今大会に臨んでいる。
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