男子テニスで世界ランク7位の
錦織圭(日本)は、今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で四大大会初優勝を狙う。tennis365.netは15日に、錦織が全米オープンで着用するユニクロの最新ウエアを開発したMDチームの坂谷氏に独占インタビューをした。
今回、錦織が着用するウエアのテーマは「戦国武将が縁起の良い【勝ち虫】として好んでいたトンボの翅(はね)」をモチーフとしたグラフィカルなデザイン。
坂谷氏は「トンボ」をテーマにしたストーリーとしては「戦国武将は、鎧や甲にトンボをモチーフとした装飾を付けていた」と説明。
「トンボは戦国時代に、前にしか進まない縁起のいい虫として捉えられ、【勝ち虫】と呼ばれていた」と話す通り、錦織に勝利して欲しいという想いが込められたデザインになっている。
カラーは明るいブルーとホワイトを用意。同デザインのイエロー、レッド、ネイビーも用意しており、この3色は全米オープン後に着用予定。
アメリカは暑く、錦織自身も暑がりであるため、背面と脇面は通気のいいメッシュを使用している。
素材は、汗を溜めず拡散する効果があり、肌面のサラサラ感に定評のある東レと共同開発した独自の素材「ドライEX」を継続して使用。
2014年の全米オープンで日本人初のグランドスラム決勝進出を果たした錦織。昨年はまさかの初戦敗退を喫してしまった。
しかし、今年はマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)とロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)のマスターズ2大会で準優勝、さらにリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)の男子シングルスでは1920年のアントワープ・オリンピック(ベルギー/アントワープ)銀メダリストの
熊谷一弥(日本)以来となる日本勢96年ぶりの銅メダルを獲得する快挙を成し遂げた。
今年の全米オープンでは「戦国武将が愛用していたトンボ」柄のウエアで躍動し、悲願の四大大会初優勝を目指す。
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