リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で銅メダルを獲得する快挙を成し遂げた世界ランク7位の
錦織圭が17日に自身のブログを更新し、表彰式の時について「メダルを授与された時一番最初に思ったのはメダル重っでした。笑」と綴った。
>>錦織vsユーズニー1ポイント速報<<>>W&Sオープン対戦表<<「オリンピック」と題されたブログの冒頭で「銅メダルとりました!!すごく嬉しいです」と喜んだ錦織は「日本を背負って戦うことの重さ。日本に少しでもいいニュースを届けたい思い。自分自身に打ち勝って成長したい」と数々の重圧を乗り越えて、1920年のアントワープ・オリンピック(ベルギー/アントワープ)銀メダリストの
熊谷一弥以来となる日本勢96年ぶりの銅メダルを手にした。
準決勝で錦織は
A・マレー(英国)に完敗、
R・ナダル(スペイン)は
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗れ、14日に銅メダル獲得を懸けた3位決定戦に挑んだ。
この試合、2008年の北京オリンピック(中国/北京、ハード)男子シングルス金メダリストのナダルに対し、第1セットを43分で先取。第2セットも錦織の勢いは衰えず、ゲームカウント5-2とリードして、メダル獲得まであと1ゲームと迫った。
しかし、ここからナダルの驚異的な追い上げに屈してタイブレークの末に落とし、セットカウント1-1とした。
「反省しかないですが、ガチガチに緊張してしまう自分もいてそういうのも今考えればいい経験ができた」
迎えたファイナルセット、ナダルに流れが傾きかける中で「我ながら諦めない気持ちっていうのは本当に自分の長所だと思う」と綴った錦織は第3ゲームでブレークし、その後もリードを守り続けて2時間49分で銅メダル獲得を決めた。スコアは6-2, 6-7 (1-7), 6-3。
「戦いながらこの緊張して体が震えるのも今しか味わえないから楽しんどこうって思ってた。2セット目とられてあの少ない時間で気持ちを切り替えれたのが勝利のカギでしたね」
表彰式でメダルを手にした錦織は「アンディー(マレー)がすごい高いところにいるなと感じてしまいました」と史上初の五輪連覇を達成したマレーとの壁を痛感。
「準決勝で彼に簡単に負けてしまったのもそうですし、決勝でもプレーも凄まじかった。だから表彰台では嬉しい気持ちと悔しい気持ちと両方でしたね」
現在開催中のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)に第5シードで出場する錦織。シード勢が順当に勝ち進むと、準々決勝で金メダルを獲得したマレーと顔を合わせる厳しい組み合わせとなっている。
M・ユーズニー(ロシア)との初戦は、日本時間18日の0時(現地17日の11時)から開始する予定。
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