リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)は12日、テニスの男子シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
錦織圭が第6シードの
G・モンフィス(フランス)との激闘を7-6 (7-4), 4-6, 7-6 (8-6)のフルセットで制し、五輪初のベスト4進出を果たすと同時に、日本テニス96年ぶりのメダル獲得に王手をかけた。準決勝では2012年のロンドン・オリンピック(イギリス/ロンドン、芝)で金メダルを獲得した第2シードの
A・マレー(英国)と対戦する。
>>錦織vsモンフィス1ポイント速報<<>>男子シングルス対戦表<<この試合、錦織は今季好調のモンフィスから第1セットの第10ゲームで3本のセットポイントを握るも活かすことが出来ず、タイブレークへ。タイブレークでは痛恨のダブルフォルトを犯すなどしたが、モンフィスのミスにも助けられ、第1セットを先取。
第2セットは第1ゲームで鮮やかなバックハンドのダウン・ザ・ラインを決めるなどでブレークに成功。しかし、第2・第10ゲームでブレークを許し、ファイナルセットへ突入する。
ファイナルセットは両者一歩も譲らない中、錦織はタイブレークの3-6から5ポイントを連取し、準決勝進出を決めた。
日本テニスのメダル獲得は、1920年のアントワープ・オリンピック(ベルギー/アントワープ)で
熊谷一弥が獲った男子シングルス・ダブルスの銀メダルが最後で、錦織は96年ぶりのメダルを狙う。
準決勝で対戦するマレーとは今回が8度目の対戦で、過去は錦織の1勝6敗。
今年のデビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対イギリス(イギリス/バーミンガム、ハード)のエース対決では5-7, 6-7 (6-8), 6-3, 6-4, 3-6で惜敗。2014年のATPツアーファイナル(イギリス/ロンドン、インドアハード)の初勝利から3連敗している。
世界ランク2位のマレーは今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で、2013年以来3年ぶり2度目の地元優勝を果たしている。
【錦織vsマレー 過去の対戦成績】<2016年>
デビスカップ A・マレー 7-5, 7-6 (8-6), 3-6, 4-6, 6-3 錦織圭
<2015年>
ロジャーズ・カップ準決勝 A・マレー 6-3, 6-0 錦織圭
ムチュア・マドリッド・オープン準決勝 A・マレー 6-3, 6-4 錦織圭
<2014年>
ATPツアーファイナル予選 錦織圭 6-4, 6-4 A・マレー
<2013年>
ブリスベン国際準決勝 A・マレー 6-4, 2-0 途中棄権 錦織圭
<2012年>
全豪オープン準々決勝 A・マレー 6-3, 6-3, 6-1 途中棄権 錦織圭
<2011年>
上海マスターズ準決勝 A・マレー 6-3, 6-0 途中棄権 錦織圭
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