リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)は8日、テニスの男子シングルス2回戦が行われ、第4シードの
錦織圭が世界ランク74位の
J・ミルマン(オーストラリア)を7-6 (7-4), 6-4のストレートで下してベスト16進出を果たし、日本テニス96年ぶりのメダル獲得に前進した。
>>男子シングルス対戦表<<>>錦織vsミルマン1ポイント速報<<この試合の第1セット、錦織は粘り強いラリー戦に屈して第4ゲームでブレークを許し、第9ゲームではミルマンのサービング・フォー・ザ・セットを迎える。この土壇場でミルマンからミスを誘い出してブレークバックに成功すると、その後はタイブレークへ。
タイブレークは0-4から7ポイント連取の猛攻を見せた錦織が第1セットを先取した。
しかし、第2セットも先にブレークを許す苦しい展開から第8ゲームでブレークバック成功。その後、第9・第10ゲームを連取して16強入りを決めた。
3回戦では世界ランク121位の
A・マーティン(スロバキア)と対戦する。
上位シード勢が勝ち進むと、準々決勝で第6シードの
G・モンフィス(フランス)か第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)、準決勝で第2シードの
A・マレー(英国)か第7シードの
D・フェレール(スペイン)と対戦する組み合わせ。
日本テニスのシングルスでのメダル獲得は、1920年のアントワープ・オリンピック(ベルギー/アントワープ)で
熊谷一弥が獲った銀メダルが最後で、錦織は96年ぶりのメダルを狙う。
2012年のロンドン・オリンピック(イギリス/ロンドン、芝)では、日本男子シングルスで原田武一以来88年ぶりのベスト8進出を果たした。
その他の日本勢は
ダニエル太郎が3回戦進出を決めた。
杉田祐一と第15シードの
G・シモン(フランス)の2回戦は現地9日に予定されている。
女子のシングルスは
土居美咲と
日比野菜緒が2回戦敗退、土居/
穂積絵莉組のダブルスはベスト8進出とはならなかった。
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