男子テニスで世界ランキング3位の
R・フェデラー(スイス)は26日に自身のフェイスブックを更新し、膝の怪我で8月のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)を含む今シーズン全ての大会を欠場すると発表した。
フェデラーは「親愛なるファンの方々へ」と題し、「リオ・オリンピックにスイス代表として出場出来なくなってしまったこと、そして今季残りの全試合も戦えなくなってしまったことを、お伝えしなければならない」と報告。
2月に受けた膝の手術から完全な状態に回復するためには、更なるリハビリが必要だという。
医師からは「これからの数年を怪我なくATPワールド・ツアーを戦いたいと思うのであれば、両膝と体を完全に回復させるために最適な時間を作る必要がある」と伝えられたフェデラーは「これからのシーズンを戦えないのはとても辛い」と心境を綴った。
「でも気付かされたのは、今回の経験から、これまでの自分のテニス人生がいかに怪我が少なく過ごせていたラッキーなものだったかと再認識させられたこと」
「これまで通りの高いモチベーションを感じているし、より強くなって万全な状態で復帰する。2017年もまた攻撃的なテニスが出来るために、全てのエネルギーを注ぐつもり」
最後に「今後も継続して応援してくれることへ感謝しています」と締めくくった。
今年のグランドスラムでは全豪オープンとウィンブルドンでベスト4進出、全仏オープンは腰の怪我で欠場した。
過去のオリンピックは、2012年のロンドン・オリンピックで銀メダル、2008年の北京・オリンピックでは
S・ワウリンカ(スイス)とのダブルスで金メダルを獲得した。
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