男子テニスのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は14日に公式ホームページで、今年のウィンブルドン・ジュニアを制した17歳の
D・シャポバロフ(カナダ)が主催者推薦を受けて地元カナダでのビッグ・イベントの本戦に出場することを発表した。
カナダのリッチモンド・ヒル出身のシャポバロフは、現在世界ジュニア・ランク2位に位置しているが、今週行われているシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)で初めてATP大会に出場。1回戦で世界ランク102位の
L・ラコ(スロバキア)に敗れるも、フルセットに持ち込む善戦を見せた。
シティ・オープンも主催者推薦を受けて出場し、マスターズ1000大会のロジャーズ・カップは、自身が出場する最大の大会となる。
今季は既にツアー下部大会のITFフューチャーズ大会で3度の優勝を飾り、ATPチャレンジャーの50,000ドル大会でもベスト4入りする活躍を見せ、世界ランキングでは現在自己最高のランク371位を記録している。
地元カナダのファンからも大きな期待を寄せられるであろうシャポバロフ。実はロジャーズ・カップは2年前の15歳の時、グランドスラム最多17度の優勝を誇る
R・フェデラー(スイス)の準決勝前のウォーミングアップでヒッティング・パートナーを務めた思い出のある大会。
7月23日から予選、25日から本戦がスタートするロジャーズ・カップは、今年も世界のトップ選手が熱い戦いをカナダのトロントで繰り広げる。
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