テニスツアーのシティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)は19日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク93位の
西岡良仁(日本)が同75位の
I・ドディグ(クロアチア)と対戦し、6-2, 4-2とリードしたところでドディグが途中棄権。西岡は大会初の初戦突破と同時に、ATP500での初勝利をあげた。
この試合、西岡はドディグに1度もブレークチャンスを与えずに第1セットを先取。続く第2セットでも西岡が2度のブレークに成功し、ゲームカウント4-2とリードした場面でドディグが途中棄権を申し入れた。
2回戦では、第14シードの
G・ミュラー(ルクセンブルグ)と対戦する。
西岡は6月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で予選を勝ち抜き本戦初出場。本戦では
S・スタコフスキ(ウクライナ)に敗れ1回戦敗退となるも、その後の下部大会で好成績をあげ、世界ランキングで自身初のトップ100入りを果たした。
過去のツアー大会では、ATP250のデルレイ・ビーチ・オープンとメンフィス・オープンでベスト8進出、ATP1000のマイアミ・オープンでは3回戦進出を果たしている。
昨年のシティ・オープンでは予選決勝でドディグを下して本戦入りするも、
A・ズベレフ(ドイツ)に敗れ初戦敗退だった。
また、その他の日本勢では世界ランク106位の
杉田祐一(日本)が同98位の
V・ポスピシル(カナダ)を1-6, 6-2, 7-6 (7-4)の逆転で破り、2回戦へ駒を進めている。
今大会の主なシード勢は第1シードに
J・イズナー(アメリカ)、第2シードに
G・モンフィス(フランス)、第3シードに
B・トミック(オーストラリア)、第4シードに
B・ペール(フランス)、第5シードに
S・ジョンソン(アメリカ)、第6シードに
J・ソック(アメリカ)、第7シードにズベレフ、第8シードに
S・クエリー(アメリカ)となっており、シード勢は1回戦免除で2回戦からの登場。
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