テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は8日、男子シングルス準決勝が行われ、第6シードのM・ラオニチが第3シードの
R・フェデラー(スイス)を6-3, 6-7 (3-7), 4-6, 7-5, 6-3のフルセットで下し、四大大会初の決勝進出を決めた。
>>フェデラーvsラオニチ1ポイント詳細<<>>ウィンブルドン対戦表<<これまでのグランドスラムで2014年のウィンブルドンと2016年の全豪オープンの4強が自己最高だったラオニチは初の決勝の舞台で、第2シードの
A・マレー(英国)と第10シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)の勝者と対戦する。
一方、敗れたフェデラーは3年連続の決勝進出とはならなかった。2014・2015年は決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた。
今大会の準々決勝では、第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)に3本のマッチポイントを握られる崖っぷちから大逆転で勝利し、四大大会のシングルスで男女を通じて
M・ナブラチロワ(アメリカ)を抜いて最多307勝目をあげていた。
ウィンブルドンで7度の優勝を誇るフェデラーは、2012年以来4年ぶりのグランドスラム制覇、さらに最多8度目のタイトル獲得を狙っていた。
ウィンブルドンでは元男子世界ランク1位の
P・サンプラス(アメリカ)と、1880年代に活躍したW・レンショーも7度優勝している。これまで誰も8度の優勝はしておらず、男子テニス史上グランドスラムでそれ以上の優勝を飾っているのは、全仏オープンを9度制した
R・ナダル(スペイン)のみ。
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