テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は4日、男子シングルス4回戦が行われ、第6シードの
M・ラオニチ(カナダ)が第11シードの
D・ゴファン(ベルギー)を4-6, 3-6, 6-4, 6-4, 6-4の大逆転で破り、2年ぶりのベスト8進出を果たした。
>>ウィンブルドン対戦表<<この試合、ラオニチは序盤からゴファンに主導権を握られて第1・第2セットと落とし、2セットダウンの崖っぷちに。
しかし、第3セットの第3ゲームでこの試合初のブレークに成功すると徐々にペースを掴み始め、ゴファンを追い詰めていった。少ないチャンスをものにし、ブレークを許さなかったラオニチはその後の3セットを連取して大逆転勝利を飾った。
準々決勝では、第28シードの
S・クエリー(アメリカ)と対戦する。クエリーは、同日の4回戦で
N・マウー(フランス)を下して四大大会初の8強入りを決めている。
ラオニチは、過去のウィンブルドンで2014年のベスト4進出が最高成績。昨年は3回戦で
N・キリオス(オーストラリア)に敗れた。
今季からは元世界ランク1位の
C・モヤ(スペイン)をコーチに招き、全豪オープンでは
S・ワウリンカ(スイス)らを破って大会初の4強入り。また今大会へ向け、ウィンブルドンで3度の優勝経験を持つ
J・マッケンロー(アメリカ)もコーチに招いている。
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