【現地レポート】テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は大会初日の27日、男子シングルス1回戦が行われ、第5シードの
錦織圭が世界ランク124位の
S・グロス(オーストラリア)を6-4, 6-3, 7-5のストレートで下し、5年連続の初戦突破。試合後の会見では「リターンが良かった」と手応えを感じていた。
>>錦織vsベネトー1ゲーム速報<<>>ウィンブルドン対戦表<<この試合、サービスで世界最速の記録を持つグロスに15本のサービスを決められたが「リターンが良かったから、あれだけブレーク出来た」と話すように6度のブレークに成功し、2時間9分で勝利した。
続けて「その分、ブレークもされたので、直さないところは沢山ある」と自身のサービスゲームでは2度のブレークを許したことを課題にあげた。
約1万1千人収容するコート1で行われた初戦について、記者からエンターテイメント性では何点だったかと問われ「いいショットも意外と出ていた。チケット分は取れた」と笑顔で話した。
これまでのウィンブルドンでは2014年のベスト16進出が自己最高で、昨年は2回戦の前に左ふくらはぎの負傷で棄権した。
もし今大会で8強入りすると、日本男子では1995年に準々決勝へ進出した
松岡修造以来21年ぶりとなる。
2回戦では、世界ランク547位の
J・ベネトー(フランス)と対戦する。両者は今回が5度目の対戦で、過去は錦織から3勝1敗。直近は2014年のマレーシア・オープン決勝で、その時は錦織がストレートで勝利した。芝では初の対戦となる。
【錦織圭 過去のウィンブルドン】<2015年>
・2回戦 敗退
S・ヒラルド(コロンビア) 棄権
・1回戦 勝利
S・ボレッリ(イタリア) 6-3, 6-7 (4-7), 6-2, 3-6, 6-3
<2014年>
・4回戦 敗退 M・ラオニチ 6-4, 1-6, 6-7 (4-7), 3-6
・3回戦 勝利 S・ボレッリ 3-6, 6-3, 4-6, 7-6 (7-4), 6-4
・2回戦 勝利
D・クドラ(アメリカ) 6-3, 6-2, 6-1
・1回戦 勝利
K・ド=シェッパー(フランス) 6-4, 7-6 (7-5), 7-5
<2013年>
・3回戦 敗退
A・セッピ(イタリア) 6-3, 2-6, 7-6 (7-4), 1-6, 4-6
・2回戦 勝利 L・マイェール 7-6 (7-5), 6-4, 6-2
・1回戦 勝利
M・エブデン(オーストラリア) 6-2, 6-4, 6-3
<2012年>
・3回戦 敗退
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン) 3-6, 6-7 (3-7), 1-6
・2回戦 勝利
F・セラ(フランス) 6-3, 7-5, 6-2
・1回戦 勝利
M・ククシュキン(カザフスタン) 7-5, 6-3, 6-4
<2011年>
・1回戦 敗退
L・ヒューイット(オーストラリア) 1-6, 6-7 (4-7), 7-6 (9-7), 3-6
<2010年>
・1回戦 敗退
R・ナダル(スペイン) 2-6, 4-6, 4-6
<2008年>
・1回戦 敗退
M・ジケル(フランス) 6-4, 5-7, 途中棄権
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