テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会13日目の3日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第13シードのD・ティエムを6-2, 6-1, 6-4のストレートで下して3年連続の決勝進出を果たし、大会初優勝と生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)達成に王手をかけた。
>>全仏オープン対戦表<<この試合、第1・第2セットを連取したジョコビッチは第3セットでティエムにブレークされてリードを許す展開に。そこからジョコビッチが挽回に成功して、決勝進出を決めた。
決勝では第2シードの
A・マレー(英国)と連覇を狙う第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)の勝者と対戦する。
これまでの全仏オープンは2012・2014年に
R・ナダル(スペイン)、昨年はワウリンカに敗れて優勝を阻まれた。
今季のクレー・シーズンはモンテカルロ・マスターズで初戦敗退の波乱に見舞われるも、マドリッド・オープンで優勝、BNLイタリア国際で準優勝を飾り、今大会に挑んでいる。
今大会でタイトルを獲得すると、昨年のウインブルドンから4大会連続のグランドスラム優勝となる。
一方、敗れた22歳のティエムは、今回の4強入りがグランドスラム初だった。昨年のニース・オープンでツアー初優勝を飾り、現在キャリア通算6勝をあげている。
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