男子テニスツアーのジュネーヴ・オープン(スイス/ジュネーヴ、クレー、ATP250)は21日、シングルス決勝が行われ、第1シードで世界ランク4位の
S・ワウリンカ(スイス)が第3シードで同11位の
M・チリッチ(クロアチア)を6-4, 7-6 (13-11)のストレートで下して今季3度目のタイトルを獲得し、22日からの全仏オープンに弾みをつけた。
この試合、ワウリンカは1度もブレークを許さず第1セットを先取。第2セットではタイブレークまでもつれる熱戦となるも、最後はワウリンカがポイント連取に成功し、1時間58分で勝利した。
昨年の全仏オープン覇者であるワウリンカは今シーズン、1月のチェンナイ・オープンと2月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権で優勝を果たすも、その後のクレーコートシーズンではムチュア・マドリッド・オープンで初戦敗退、BNLイタリア国際で3回戦敗退など思うような成績を残せていなかった。
22日に開幕する全仏オープンでは世界ランク3位の
R・フェデラー(スイス)の欠場により、ワウリンカは第3シードで出場。1回戦では世界ランク68位の
L・ロソル(チェコ共和国)と対戦する。
一方、敗れたチリッチは今シーズン2度目の決勝進出だったが、惜しくもタイトル獲得に至らなかった。2月のオープン13では、決勝で
N・キリオス(オーストラリア)に敗れて優勝を逃していた。
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