男子テニスツアーのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、クレー、ATP500)は22日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードで世界ランク6位の
錦織圭が第11シードで同30位の
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)を7-5, 6-0のストレートで下して3年連続のベスト4進出を決め、大会史上3人目の3連覇へあと2勝と迫った。
>>バルセロナ・オープン対戦表<<この試合、両者一歩も譲らずサービスキープが続く中、第10ゲームでドルゴポロフに4度のセットポイントを握られるも、全てしのぎきり錦織がサービスキープ。第11ゲームでブレークに成功した錦織は第1セットを先取した。
その後、勢いに乗った錦織は第2セットでドルゴポロフに1ゲームも与えない試合を展開し、勝利を手にした。
準決勝では、第6シードの
B・ペール(フランス)と対戦する。ペールは、同日の準々決勝で世界ランク76位の
M・ジャジーリ(チュニジア)を下しての勝ち上がり。錦織は、昨年ペールに2連敗を喫している。
今シーズンは1月の全豪オープンでベスト8進出、2月のメンフィス・オープンで前人未到の4連覇を達成。アビエルト・メキシコ・テルセルではまさかの2回戦敗退を喫するも、3月のBNPパリバ・オープンでは大会初の8強入りを決めた。
マイアミ・オープンでは自身2度目のマスターズ決勝進出を果たし、決勝で王者
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも、今季の目標に掲げているマスターズ初優勝にあと一歩のところまで迫った。
バルセロナ・オープンでは2014・2015年に優勝しており、
M・ビランデル(スウェーデン)と
R・ナダル(スペイン)に続く大会史上3人目の3連覇を狙う。
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