男子テニスのマイアミ・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)に第3シードでエントリーしている
R・フェデラー(スイス)は、膝の怪我からの復帰戦として25日の2回戦へ挑む。
>>マイアミ・オープン 全体ドロー表<<前日の24日に行った会見でフェデラーは、膝の怪我は双子の娘の入浴準備をしている時に痛めた怪我だったことを明かした。フェデラーはいつも通りに体を振り返った瞬間に、左膝にカチッとする音を聞いた。
「本当に簡単な動きだった。それまでの人生で何万回としてきたような動きだった。その瞬間はそれほど気にしてはいなかった。」とグランドスラム最多17度優勝しているフェデラーはその時を回想していた。
しかし、その直後から膝は腫れ上がり、数日後には損傷した半月板の修復するための内視鏡手術を受けなければならなくなった。復帰初戦は、25日に予定している男子シングルス2回戦で、
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。
34歳のフェデラーは、長年世界のトップで戦う選手のお手本になっていた。今大会も16度目の出場だが、昨年はスケジューリングの関係から出場を見送っていた。
手術からの早い回復に驚きながらも、今大会には直前で出場を決断。フェデラーは術後12日ほどは松葉杖を必要としていたが、これまでの9日間は何の制限もなく練習が出来るまでに回復した。
「あまり多くは期待していない。ただ現状がどの程度のものなのかを見たいと思っているだけ。こうして再びコートに立てるだけで嬉しい。正直手術を受けてから、この大会で復帰出来るとは思っていなかった。」
フェデラーと対戦するデル=ポトロは、2009年の全米オープンでフェデラーを下して自身初のグランドスラム優勝を飾った。しかしそれ以降は度重なる両手首の怪我で思うようにツアーを回れず、現在もその怪我からの復帰途中にいる。
「彼(デル=ポトロ)の怪我の方が自分より数倍大変なものだった。だから、余計にこうしてまたコートへ戻って来れたことには本当に嬉しく感じている。」とデル=ポトロへの想いを述べた。
これまでフェデラーはデル=ポトロに過去15勝5敗と勝ち越しており、グランドスラムでも5勝1敗としている。
(STATS - AP)
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