男子テニスで世界ランク5位の
R・ナダル(スペイン)に対して、かつてドーピング陽性反応が出ていたとするフランスの元スポーツ振興大臣の発言をスペイン政府が反論していたが、スペインを代表するプロサッカー・チームのレアル・マドリードもナダルを弁護する姿勢を見せた。
14度のグランドスラム優勝を持つナダルに対して「全面的なサポート」を示す声明をレアル・マドリードは12日に発表した。それは、フランスの元スポーツ振興大臣であるR・バシェロがナダルもかつてドーピング違反を犯していたとする発言を「不当で耐え難い」ものだと語った。
バシェロは10日、フランスのテレビ番組の中でナダルが2012年に怪我で7ヵ月のツアー離脱をしたのは「恐らくドーピングの陽性反応が出たから」だと発言した。
ナダルは熱狂的なレアル・マドリードのファンで、チームの「名誉会員」でもある。
レアル・マドリードのZ・ジダン監督も、ドーピング疑惑をかけられたナダルを援護していた。
「ナダルに対する発言には、非常に憤慨している。ナダルのようにスポーツを愛する人は、フランス人であろうとアメリカ人であろうと、何人であっても、彼は素晴らしい人間である。」と元フランス代表のジダン監督は語っていた。
スペインのオリンピック委員会のV・デル=ボスク代表監督、FCバルセロナのL・エンリック監督も、何も不正行為はしていないとするナダルの発言を支持している。
(STATS - AP)
■関連ニュース■
・ナダルもドーピング? に反論・ナダル 新監督ジダンを歓迎・シャラポワ、ナダル「最悪」