男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対イギリス(イギリス/バーミンガム、ハード)は4日、シングルス第2試合が行われ、世界ランク6位でエースの
錦織圭が同157位の
D・エヴァンス(英国)を6-3, 7-5, 7-6 (7-3)のストレートで下して1勝目をあげ、日本は1勝1敗で初日を終えた。
>>ワールドグループ組合せ<<>>デビスカップとは<<同日のシングルス第1試合で
ダニエル太郎はエースの
A・マレー(英国)にストレートで敗れたが、続く第2試合で錦織が貴重な日本の1勝目をあげた。
アウェーの中、錦織はスライスを多用するエヴァンスのバックハンド側にボールを集めてラリー戦で主導権を握り、第5ゲームでブレークに成功。第6ゲームはブレークバックを許すも、錦織は第7ゲームから3ゲームを連取して第1セットを先取。
第2セットは0-40の劣勢に立たされてもサービスキープした錦織。第12ゲームではブレークして2セットアップに。第3セットはブレーク合戦の中でも錦織の勢いは衰えず、タイブレークを制してストレートで勝利した。
2013年の全米オープン1回戦ではエヴァンスに敗れていたが、今回の対戦でリベンジした。
大会2日目のダブルスは
西岡良仁/
内山靖崇組が
J・マレー(英国)/ D・イングロット(英国)組と対戦する。
日本とイギリスの勝利した国は、7月15日に行われるワールドグループ準々決勝でセルビアとカザフスタンのどちらかと対戦する。
昨年、日本はワールドグループ1回戦でカナダに敗れた。その後、ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)ではコロンビアにシングルスで錦織が2勝、ダニエル太郎が1勝をあげる底力を見せ、ワールドグループ残留を決めた。
対するイギリスは昨年、エースであるマレーがシングルスとダブルス合わせて8試合に出場して全ての試合に勝利。イギリスを79年ぶりの優勝に導いた。
デビスカップは他の大会とは異なる形式となっており、初日に各国1位の選手と2位の選手によるシングルスをそれぞれ行い、2日目にダブルス1試合、最終日の3日目は両国1位と2位同士のシングルス2試合の合計5試合が行われ、3勝した国が勝利する。
日本とイギリスのメンバーは以下の通り。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:ダニエル太郎 ×-○ A・マレー
・シングルス第2試合:錦織圭 ○-× D・エヴァンス
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:西岡良仁/ 内山靖崇 vs J・マレー/ D・イングロット
【大会3日目】
・シングルス第1試合:錦織圭 vs A・マレー
・シングルス第2試合:ダニエル太郎 vs D・エヴァンス
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