3月4日から6日にかけて世界各地で開催される男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップ ワールドグループ1回戦で、前年度覇者イギリスのエースである
A・マレー(英国)は、父親になって初めて公式戦のコートに立つ。
イギリスのバーミンガムで行われる1回戦で、マレー率いるイギリスは2連覇を目指し日本と対戦する。
イギリスのL・スミス監督は23日、マレーに加えてダブルスのスペシャリストである兄の
J・マレー(英国)ら5選手を選出した。
マレーの妻であるキム・シアーズは、2月7日に第一子である娘のソフィアを出産していた。そのため、マレーは1月31日に行われた全豪オープン男子シングルス決勝戦で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗退して以来コートに立っていない。
スミス監督は「アンディ・マレーは再びこのチームで母国イギリスのためにで戦う意欲を表し、出場が可能であることを明らかにしてくれた。父親になってこんなにすぐだというのに。」と語った。
昨年のデビスカップ決勝戦でベルギーと戦ったイギリスは、その対戦のうちマレーがシングルスとダブルス合わせて3勝を叩き出し、1979年以来となるイギリスの優勝へ大きく貢献していた。
その他選出されたのは、
K・エドモンド(英国)、D・イングロット(英国)、そして
D・エヴァンス(英国)の3選手。
「日本はとても強いチームで、特にここ最近力をつけてきている。
錦織圭というトップ10選手を輩出している。我々にとっても試練になるだろうが、今回のチームにも自信を持っているし、選手達はイギリスを表すGB(グレートブリテン)のシャツを着て全力を尽くしてくれるだろう。」とスミス監督は期待を寄せていた。
この対戦で勝利した国は、7月15日から17日にかけて行われる準々決勝でセルビアとカザフスタンの勝者と対戦する。
(STATS - AP)
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