男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップ ワールドグループ1回戦 セルビア対カザフスタン(セルビア/ ベオグラード、ハード)には、セルビアのエースで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が初日のシングルスに登場する。
ジョコビッチは先週行われたドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権男子(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード)のシングルス準々決勝で、両目の炎症を理由に途中棄権。そのため、今回のデビスカップへの出場が危ぶまれていたが、4日の第1試合でA・ネドビエソッフとの対戦に臨む。
「ネドビエソッフのことはジュニア時代から知っている。彼のプレーは何度も見たことがあるが、警戒しなければならない。今回のような試合では、どんなことが起きてもおかしくはないから。」と、ジョコビッチは対戦へ気を引き締めていた。
ジョコビッチは2010年にセルビアを初優勝へと導いたが、その後タイトル獲得には至ってはおらず、2度目の優勝を目指す。
「優勝を目指し、まずはこの1回戦を乗り越えなければならない。最も大切なことは、しっかりとした準備をすること。そして試合は高い緊張感を持ってスタートさせ、観客の声援を味方に付けること。声援はデビスカップでは特に重要なこと。」とジョコビッチは、カザフスタンとの対戦へ向けてモチベーションを高めていた。
4日の第2試合には世界ランク23位の
V・トロイキ(セルビア)が世界ランク79位の
M・ククシュキン(カザフスタン)と顔を合わせる。
トロイキは「彼(ククシュキン)とはこれまで何度も対戦してきている。どんなプレーをしてくるかも分かっている。きっと厳しい戦いになると予想しているが、とにかくベストを尽くすつもりでいる。」とククシュキンとの対戦について語っていた。
ベオグラードのアレクサンドラ・ニオリッチ・ホールに設置されたインドアのハードコートで行われる今回の対戦で、2日目の5日はジョコビッチ/
N・ジモニッチ(セルビア)組がネドビエソッフ/
A・ゴルベフ(カザフスタン)組とのダブルスに挑む。
(STATS - AP)
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