男子テニスツアーのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権男子(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード)は26日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
S・ワウリンカ(スイス)は
N・キリオス(オーストラリア)と対戦したが、6-4, 3-0とリードしたところでキリオスが腰の怪我を理由に棄権を申し入れ、労せず決勝進出を決めた。
ワウリンカは1回戦の
S・スタコフスキ(ウクライナ)戦で、あと2ポイントで負けてしまうまで追い込まれるも、そこからの逆転勝利で勝ち上がってきた。
「大会の序盤を振り返ってみても、最高のプレーは全くできていなかった。だからまだまだ良いプレーができるはず。そんな中、こうして勝ち上がれたのは嬉しく思っている。」とワウリンカは素直な気持ちを表していた。
また、キリオス戦については「彼(キリオス)は試合が始まった時から集中できていなかった。サービスもベストではなかった。それでも何が起こるか分からなかった。第1セットは先にブレークしてリードしたけど、ブレークバックされてしまったように。あの時の彼はとても良いプレーをしていた。」と試合について語っていた。
今季開幕戦のチェンナイ・オープンに次ぐ2回目の優勝をかけてワウリンカは、第6シードの
F・ロペス(スペイン)を3-6, 7-6 (7-1), 6-1の逆転で下した
M・バグダティス(キプロス)と決勝で対戦する。
バグダティスは「彼(ワウリンカ)は素晴らしい選手。明日は誰もが彼が勝つ確率が高いだろうと思っていることは間違いない。彼はここ数年、テニス人生で最高の時を過ごしている。グランドスラムを2度も優勝したのだから。それは本当にすごいこと。」とワウリンカを誉め称えていた。
(STATS - AP)
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