男子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル男子(メキシコ/アカプルコ、ハード)は22日、シングルス1回戦が行われ、大会初のタイトル獲得を狙う第2シードの
錦織圭が予選勝者で世界ランク105位の
T・デ=バッカー(オランダ)を6-0, 6-3のストレートで下し、2大会連続優勝に向けて危なげなく初戦突破を決めた。試合時間はわずか59分だった。
>>アカプルコ大会 対戦表<<この試合、序盤から完璧な展開を見せた錦織が1ゲームも落とさずに第1セットを先取。
第2セットは第3ゲームでブレークに成功するも、続く第4ゲームでブレークバックを許す。その後は世界ランク6位の力を発揮して第7ゲームでこのセット2度目のブレークに成功し、2回戦進出を決めた。
2回戦では世界ランク43位の
S・クエリー(アメリカ)と同90位の
D・セラ(イスラエル)の勝者と対戦する。クエリーとは今月のメンフィスオープン準決勝でも顔を合わせており、その時は第1セットを先取されるも逆転で勝利している。
今シーズン、錦織は全豪オープンで王者
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも2年連続3度目のベスト8進出。そして、前回出場したメンフィス・オープンでは大会史上初となる4連覇の偉業を成し遂げた。これはオープン化以降、同一大会で4連覇を成し遂げた7人目の快挙となった。
今大会のグレードはメンフィス・オープンより1つ上のATP500。昨年のアビエルト・メキシコ・テルセル男子では決勝で
D・フェレール(スペイン)に敗れて準優勝。今年は大会初優勝を狙う。
シード勢が勝ち進んだ場合、錦織は準々決勝で第8シードの
J・シャーディ(フランス)、準決勝では第4シードの
D・ティエム(オーストリア)か第7シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する組合せ。
その他のシード勢は第1シードがフェレール、第3シードが
M・チリッチ(クロアチア)、第5シードが
B・トミック(オーストラリア)、第6シードが
I・カルロビッチ(クロアチア)となっている。
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