14日まで行われていた男子テニスツアーのメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード)で大会史上初の4連覇を成し遂げた世界ランク7位の
錦織圭が18日、自身の公式ブログを更新。決勝戦で対戦したアメリカの18歳
T・フリッツ(アメリカ)を称賛した。
メンフィス・オープン決勝戦、錦織は主催者推薦枠で出場の18歳フリッツと対戦。
フリッツは、元ジュニア世界ランキング1位でアメリカ期待の新星。1989年の
M・チャン(アメリカ)が当時17歳でツアー優勝して以来となるアメリカ人男子最年少での決勝進出を果たした。
「彼とは試合こそないものの練習はけっこうやってきたのである程度どういうテニスかは頭に入ってました。まだまだ荒いところはありますが調子がいいとバカバカフラットで打ってくるので危ない選手です。」
「練習試合では負けた記憶しかなかったので少し緊張して試合に入りました。」と綴った錦織は、練習でフリッツに1度も勝てていなかったため、試合序盤は警戒からか動きに硬さが見えた。
「1セット目はたぶん彼のほうがいいテニスはしてましたが、大事なところをしっかり集中してプレーして彼のまだスキがある部分にちゃんとつけ込めたました。2セット目はほぼ100点に近かったと思います。」と試合を振り返った錦織は、フリッツに挽回の隙を与えず6-4, 6-4のストレートで勝利した。
フリッツに対して「まだ直すところはあるにしても、ポテンシャルは高いのでこれから強くなりそうですね。」と称賛していた。
錦織は今後、22日からアカプルコで行われるATP500のアビエルト・メキシコ・テルセル男子に出場予定となっている。昨年は決勝で
D・フェレール(スペイン)に敗れて準優勝に終わったため、今年は大会初優勝を狙う。
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