男子テニスツアーのメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード)は14日、シングルス決勝戦が行われ、世界ランク7位で第1シードの
錦織圭(日本)に6-4, 6-4のストレートで敗れるも、初のツアー準優勝を飾った主催者推薦枠出場で18歳の
T・フリッツ(アメリカ)は、試合後に心境を語った。
>>メンフィス・オープン 対戦表<<18歳のフリッツは、1989年の
M・チャン(アメリカ)が当時17歳でツアー優勝を飾って以来となるアメリカ人男子最年少での決勝進出を果たした。フリッツは今大会がATPツアー3大会目で、早くも決勝へ進出した。
アメリカ人男子10代で決勝進出を果たしたのは2002年の
A・ロディック(アメリカ)以来のことで、ATPツアーでは2008年に
M・チリッチ(クロアチア)がニューヘブン大会で優勝して以来、10代でのチャンピオンは現れていない。
フリッツは今シーズン、トップ100入りを目標としてシーズンに臨んでいたが、15日発表の世界ランキングでは103位前後になる。1年前の今頃は937位だったフリッツは、この1年間で大きくランキングをジャンプアップさせた。
フリッツは「ATPツアーに参加し始めて、こんなに早く決勝戦へ進めるとは思ってもいなかった。でもその舞台へ辿り着けたのは大きな成果だった。決勝で負けてはしまったけど、本当に喜んでいる。この1週間は素晴らしかったし、この結果にも満足しているから。これから先へ向けて大きな自信に繋がったし、こんな結果をこれからも続けたい。」と、喜びを表していた。
(STATS - AP)
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