14日まで行われていた男子テニスツアーのメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード)で大会史上初の4連覇を成し遂げた世界ランク7位の
錦織圭が18日、自身の公式ブログを更新。大会を振り返ると同時に、世界トップ選手として今後の「挑戦」を綴った。
「優勝しました!!4年連続です!大会が始まる頃は連覇のことはあんまり考えてなかったんですが、準決勝、決勝になるにつれて気持ちは高まっていきました。250の優勝でも年の初めにできたのは嬉しいし自信になります。」と錦織。
大会史上初となる4連覇を果たした錦織。これは
J・コナーズ(アメリカ)に並ぶ大会最多優勝数で、さらにオープン化以降、同一大会で4連覇を成し遂げた7人目の快挙である。
「1回戦からいいスタートがきれました。」と初戦から順に振り返り、決勝の
T・フリッツ(アメリカ)戦については「決勝はテイラー。苗字ど忘れました。」と錦織らしさを見せつつ「彼とは試合こそないものの練習はけっこうやってきたのである程度どういうテニスかは頭に入ってました。練習試合では負けた記憶しかなかったので少し緊張して試合に入りました。」と警戒して挑んだことを綴っていた。
また、4連覇については「優勝した時はホッとしたというか、いい意味でほとんど嬉しくありませんでした。」と率直な気持ちを語った錦織。
「これからは 試合に勝ってもどれだけ嬉しくないか だと感じました。もちろんグランドスラムの優勝は別ですが、それ以外はどれだけすごいことも当たり前にしていくか。これが自分にとって挑戦であり今一番大切なことですね。」
「メンタル的にもっと強くならないといけません。頑張ります。」と、世界トップ選手としての自覚を更に高め、次のステップへ向けて意気込みを綴った。
錦織は今後、22日からアカプルコで行われるATP500のアビエルト・メキシコ・テルセル男子に出場予定となっている。昨年は決勝で
D・フェレール(スペイン)に敗れて準優勝に終わったため、今年は優勝を狙う。
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