男子テニスツアーのデルレイ・ビーチ・オープン(アメリカ/デルレイ・ビーチ、ハード)は15日、シングルス1回戦が行われ、前週のメンフィス・オープン決勝で
錦織圭(日本)に敗れるも準優勝を飾った18歳の
T・フリッツ(アメリカ)が世界ランク129位の
T・スミチェク(アメリカ)に3-6, 3-6のストレートで敗れて初戦敗退となった。
この試合、フリッツはトータルで8度のブレークチャンスを掴むが、1度もブレークすることが出来なかった。その後、スミチェクには3度のブレークを許して1時間13分で敗れた。
18歳のフリッツは、元ジュニア世界ランキング1位でアメリカ期待の新星。前週のメンフィス・オープンには主催者推薦で出場し、1回戦で予選勝者のM・ムモー(アメリカ)、2回戦で第2シードの
S・ジョンソン(アメリカ)、準々決勝で
B・ベッカー(ドイツ)、準決勝で
R・ベランキス(リトアニア)を破ってツアー大会で自身初の決勝進出を果たした。
決勝では、日本のエース錦織にストレートで敗れるも堂々の準優勝を飾り、その後の世界ランキングでは102位にジャンプアップした。2014年終了時の1151位から大きく伸ばしている。
また、
松岡修造(日本)氏も自身のブログで「現在のテニスに必要なすべてを兼ね備えたプレイ。僕の予想では、彼に怪我がなければあと3年でトップ10圏内にはいってくるはずだ。」と、絶賛していた。
一方、勝利したスミチェクは、2回戦で第7シードの
D・ヤング(アメリカ)と対戦する。


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