男子テニスツアーのメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード)は12日、シングルス準々決勝が行われ、18歳の
T・フリッツ(アメリカ)が
B・ベッカー(ドイツ)を6-4, 5-7, 7-6 (7-5)のフルセットで下し、自身初のATPツアーでベスト4進出を決めた。
>>メンフィス・オープン 対戦表<<昨年の10月で18歳になったフリッツは強烈なサービスとフォアハンドを活かし、2時間20分の接戦を制してツアー4強入りを果たした。これは1989年に
M・チャン(アメリカ)が17歳にしてツアー4強入り以来となるアメリカ人男子の最年少記録となった。
「本当に驚いている。凄い記録だと思う。いつも言っているように、自分がしていることが正しいとか、正しい道を歩んでると再確認している。ただ自分の思うことをやり続けていて、記録や歴史などを考えないようにしている。」とフリッツは気持ちを語っていた。
「凄いこと。信じられない。特に挽回して試合に勝てた時は、ただただ最高の気持ちだった。第3セットでは、彼(ベッカー)にサービング・フォー・ザ・マッチを握られていた。そこから逆転して勝利をものにしたタフな試合だった。一生忘れられないだろう。」
フリッツは前日の2回戦で第2シードの
S・ジョンソン(アメリカ)を下す金星を飾っていた。
「このレベルでも戦えると感じている。」とフリッツは自信を高めている。
現在世界ランク145位のフリッツは、今大会に主催者推薦を受けて本戦にエントリーしており、決勝進出をかけて
R・ベランキス(リトアニア)と対戦する。ベランキスはこの日、第3シードの
D・ヤング(アメリカ)を7-6 (7-3), 6-1の1時間20分で下しての勝ち上がり。
(STATS - AP)
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