男子テニスツアーのアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、クレー)は14日、シングルス決勝が行われ、第5シードの
D・ティエム(オーストリア)が元世界ランク9位の
N・アルマグロ(スペイン)を7-6 (7-2), 3-6, 7-6 (7-4)のフルセットの末に下し、今シーズン初のタイトルを獲得した。
この試合、第1セットをタイブレークの末に先取したティエムは、第2セットでアルマグロに2度のブレークを許して落とし、セットカウント1-1とする。
ファイナルセットでもタイブレークに突入するが、これを制して2時間28分で優勝トロフィーを手にした。トータルで11度ブレークのピンチを迎えながらも3度のブレークに抑えた勝負強さが光った。
ティエムは昨年のスイス・オープン・グシュタード以来4度目の優勝を飾った。これまで獲得したタイトルはいずれもクレーコートでのものとなっている。
今大会の準決勝、ティエムは第1シードで昨年覇者の
R・ナダル(スペイン)にマッチポイントを握られながらも逆転で破っての決勝進出だった。
一方、2011年のアルゼンチン・オープンの優勝者であるアルマグロは、同大会5年ぶりの優勝を狙うも、叶わなかった。今大会は準決勝で第2シードの
D・フェレール(スペイン)を下して決勝へ駒を進めていた。
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