男子テニスツアーのABNアムロ 世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、ハード)は14日、シングルス決勝が行われ、世界ランク43位の
M・クリザン(スロバキア)が第5シードで18位の
G・モンフィス(フランス)を6-7 (1-7), 6-3, 6-1の逆転で下し、キャリア通算4度目の優勝を飾った。
この試合、タイブレークの末に第1セットを落としたクリザンは第2セットからギアを上げ、5度のブレークに成功。1時間59分で栄冠を掴みとった。
今大会は1回戦で
T・ロブレド(スペイン)、2回戦で
M・バグダティス(キプロス)、準々決勝で第6シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、準決勝で予選勝者の
N・マウー(フランス)、そして決勝でモンフィスを破っての勝ち上がり。昨年4月のハッサン2世グランプリ以来4度目のタイトル獲得となった。
今大会、出場予定だった
R・フェデラー(スイス)と
R・ガスケ(フランス)が怪我で欠場。さらに第2シードの
M・チリッチ(クロアチア)、第3シードの
G・シモン(フランス)、第4シードの
D・ゴファン(ベルギー)らシードダウンが相次ぎ、準決勝に残ったシード勢はモンフィスのみだった。
一方、敗れたモンフィスは今大会で23度目の決勝進出で通算戦績を5勝18敗とした。1月の全豪オープンでは自己最高の準々決勝進出を果たしていた。
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