男子テニスツアーのメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード)は12日、シングルス準々決勝が行われ、大会史上初の4連覇を狙う第1シードの
錦織圭は4年連続のベスト4進出を果たすも、予選勝者の
西岡良仁は自身初の4強入りを逃し、準決勝で日本人対決とはならなかった。
>>メンフィス・オープン 対戦表<<錦織は準々決勝で世界ランク93位の
M・ククシュキン(カザフスタン)と対戦。試合の主導権を握った錦織は、第1セットで2度のブレークに成功して先取すると、第2セットでもククシュキンを圧倒。トータルで1度もブレークを許さず、1時間31分で勝利した。
今回の勝利により、錦織は対ククシュキン戦を5戦全勝とした。
一方、予選勝ち上がりの西岡は同日の準々決勝で第4シードの
S・クエリー(アメリカ)と対戦。今大会本戦で自身のサービスゲームを1度も落とさずに勝ち進んできた西岡だったが、格上のクエリーに与えた5度のブレークチャンスから2度のブレークを許す。その後、少ないチャンスを活かせず1時間12分で敗れた。
同じトップハーフに位置していた錦織と西岡。両者がいずれも準決勝へ駒を進めた場合、男子ツアーで初となる準決勝での日本人対決となっていた。
一方、ボトムハーフのシード勢で唯一8強に残っていた第3シードの
D・ヤング(アメリカ)が、世界ランク102位の
R・ベランキス(リトアニア)にストレートで敗れた。この結果、ボトムハーフのシード勢は全滅。準決勝へ駒を進めたのは、ヤングを破ったベランキスと主催者推薦で出場の18歳
T・フリッツ(アメリカ)となった。
フリッツは同日の準々決勝で
B・ベッカー(ドイツ)をフルセットで下しての勝ち上がり。


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