テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は30日、車いすテニスの男子ダブルス決勝が行われ、第2シードの
国枝慎吾(日本)/ G・リード(英国)組は第1シードのS・ウデ(フランス)/ N・ペイファー(フランス)組に3-6, 6-3, 5-7のフルセットで敗れた。国枝は自身の公式フェイスブックを更新し、今大会を振り返った。
>>全豪オープン対戦表<<「残念ながらダブルス決勝36 63 57で敗れました。」と国枝。
今大会のシングルスでは四大大会初の初戦敗退を喫すも、ダブルスで決勝へ駒を進めていた。
この試合、第1セットを落とすも第2セットから完全に試合の流れを掴んだ国枝/ リード組。ファイナルセットではゲームカウント5-0まで持ち込み、チャンピオンシップ・ポイントを握るも、ここからウデ/ ペイファー組に怒涛の挽回を許し、まさかの逆転負けを喫した。
「最終セットは50 40-15で2つマッチポイントがありましたが、そこから逆転負け。しばらくこういった負け方は経験してなかったので、さすがに終わった直後は堪えました。ダブルスなのでシングルスよりも敗因は複雑かもしれませんが、個人的に足りないものがあったと感じています。」と国枝は試合を振り返った。
今回の敗戦により、全豪オープンで4連覇と9度目の優勝を逃した車いすテニス界のレジェンドである国枝。四大大会のシングルスでは年間グランドスラムを5度達成し、20度のタイトル獲得を誇る。この日勝利すればダブルスの優勝回数も20勝達成となっていた。
最後に「もう一度、身体を整え、再出発といきましょう!現地や日本から応援してくださった方々ありがとうございました!」と今後へ気持ちを切り替えていた。
>>WOWOWで全豪オープン実況中!吉崎仁康氏による現地レポート<<
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