テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は25日、男子シングルス4回戦が行われ、第4シードでBIG4の対抗馬である
S・ワウリンカ(スイス)は第13シードのM・ラオニチに4-6, 3-6, 7-5, 6-4, 3-6のフルセットで敗れ、4回戦で姿を消した。
>>全豪オープン対戦表<<この試合、2セットダウンに追い込まれたワウリンカは第3・第4セットを連取し、ファイナルセットへ。しかし、ファイナルセットの第6ゲームでネットに出るラオニチのプレッシャーに押されパッシングショットをミスし、痛恨のブレークを許す。その後はブレークバックをすることが出来ず、フルセットの惜敗を喫した。
両者は過去に4度顔を合わせており、今回ワウリンカはラオニチに初の敗戦を喫した。
世界ランク4位のワウリンカは、同1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)、同2位の
A・マレー(英国)、同3位の
R・フェデラー(スイス)、同5位の
R・ナダル(スペイン)の男子テニス界 四天王(BIG4)の対抗馬。
2014年の全豪オープン決勝ではナダルを破って四大大会初のタイトルを獲得。昨年は準々決勝で
錦織圭に勝利してベスト4へ進出するも、ジョコビッチにフルセットで敗れて2年連続の決勝進出とはならなかった。その後の全仏オープンでは決勝でジョコビッチを破り、グランドスラム2勝目をあげた。
今大会は1回戦で
D・ツルスノフ(ロシア)、2回戦で予選勝者の
R・シュティエパネック(チェコ共和国)、3回戦で
L・ロソル(チェコ共和国)を下しての勝ち上がりだった。
今シーズンの開幕戦であるチェンナイ・オープンでは3連覇を達成して今大会へ弾みをつけていたが、2013年以来3年ぶりの4回戦敗退となった。
一方、勝利したラオニチは準々決勝で第23シードの
G・モンフィス(フランス)と対戦する。モンフィスは、同日の4回戦で
A・クズネツォフ(ロシア)を下しての勝ち上がり。
ラオニチは昨シーズンまで自身のコーチを務めていた
I・リュビチッチ(クロアチア)とのコーチ関係に終止符を打ち、全豪オープンから元世界ランク1位の
C・モヤ(スペイン)を新コーチに招いている。この試合にも、モヤを含めたコーチ陣の姿が見られた。
今季開幕戦のブリスベン国際男子では決勝でフェデラーを破って優勝し、勢いに乗った状態で今大会へ臨んでいる。
>>WOWOWで全豪オープン実況中!吉崎仁康氏による現地レポート<<
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