男子テニスのATPは9日、公式サイトで今年のナンバーワン番狂わせを発表。1位は10月の上海マスターズ2回戦で
R・フェデラー(スイス)が予選勝者で当時世界ランク70位の
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)にフルセットで敗れた試合だった。
ラモス=ヴィノラスとは2012年のウィンブルドンで1度だけ対戦しており、その時はセットカウント3-0のストレートでフェデラーが勝利するばかりか、ラモス=ヴィノラスにわずか3ゲームしか与えない完勝だった。
しかし、2度目の対戦となった上海マスターズではフルセットにもつれるだけではなく、ストロークが安定していたラモス=ヴィノラスにファイナルセットで1度のブレークを許したフェデラーはその後も挽回出来ずに敗れることになった。
その後、昨年覇者のフェデラーが初戦敗退という波乱に見舞われた上海マスターズは、
N・ジョコビッチ(セルビア)が優勝を飾った。
また、その他の番狂わせでは3位に12月のオープン13で行われた
M・ラオニチ(カナダ)と
S・ボレッリ(イタリア)の2回戦、2位に1月のカタール・エクソンモービル・オープンで行われた
R・ナダル(スペイン)と当時世界ランク127位の
M・ベレー(ドイツ)との1回戦がランクインしている。
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