男子テニスの木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/東京、ハード、ATP500)は1日、シングルス決勝が行われ、世界ランク24位の
A・フィス(フランス)が同19位の
U・アンベール(フランス)を5-7, 7-6 (8-6), 6-3の逆転で破り、大会初出場での優勝を果たした。
>>アンベールvsフィス 1ポイント速報<<>>錦織 圭、西岡 良仁、ダニエル 太郎ら 上海マスターズ組合せ<<>>ジャパンOP組合せ<<>>大坂 なおみらチャイナOP組合せ<<両者はツアー大会で過去3度顔を合わせており、対戦成績はアンベールが3戦全勝。直近の対戦は今年8月のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)1回戦で、この時はアンベールが6-2, 6-2で勝利している。また、2人は今年のパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)の男子ダブルスでペアを組み出場するなど、親友でもある。
20歳のフィスは今大会、1回戦で第1シードの
T・フリッツ(アメリカ)を破り初戦を突破。2回戦は世界ランク45位の
M・ベレッティーニ(イタリア)の途中棄権により準々決勝に進むと、準々決勝では第8シードで昨年王者の
B・シェルトン(アメリカ)、準決勝では第6シードの
H・ルーネ(デンマーク)を下し決勝進出を果たした。
一方、26歳のアンベールは今大会、1回戦で世界ランク146位の
望月慎太郎、2回戦で同36位の
B・ナカシマ(アメリカ)を下すと、準々決勝では同20位の
J・ドレイパー(イギリス)が途中棄権しベスト4入りを決めた。そして準決勝では同34位の
T・マハーチ(チェコ)を退け決勝に駒を進めた。
ジャパンオープン初のフランス人同士の決勝戦、そしてどちらが優勝しても大会初出場での優勝となるこの一戦は序盤から激しいストロークの打ち合いとなる。第5ゲームでフィスが先にブレークしたものの、直後の第6ゲームでブレークバックを許す。終盤第12ゲームではセットポイントとなるブレークポイントを落とし先行された。
この時点でフィスは左足を引きずる素振りを見せコート裏に引き上げた。アンベールも心配するなか戻ってきたフィスだったが、第3ゲームをアンベールがキープしたあとに左足首付近の治療を受けると、第5ゲーム終了後には痛み止めを服用した。その後フィスはプレー強度を徐々に上げると、タイブレークでは会場全体を自身の世界に包み込み、マッチポイントを凌いで逆転。有明コロシアムは大きな歓声があがりセットカウント1-1に追いついた。
ファイナルセットも左足首を痛そうにするフィスだが中盤までサービスゲームのキープを続けると、ゲームカウント4-3で迎えた第8ゲームで40-0から5ポイントを連取し値千金のブレークに成功。直後、サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第9ゲームをキープし、3時間を超える死闘を制した。
優勝したフィスは2009年の
JW・ツォンガ(フランス)以来15年ぶりとなるフランス人チャンピオンとなった。
[PR]木下グループジャパンオープンテニス
9/25(水)~10/1(火) WOWOWで連日生中継!■WOWOWオンデマンドはこちら>【ディアドラ】豪華特典■プレゼント企画 開催中>
■関連ニュース
・錦織 圭 2週連続8強で世界205位に・大坂 なおみ 来季初戦が決定・足の手術で今季終了「日常生活にも影響」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング