アジア5カ国を転戦するテニス国際大会「Coca-Cola INTERNATIONAL PREMIER TENNIS LEAGUE(コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ)」(通称IPTL)は2日、シンガポール・スラマーズとUAE・ロイヤルズの男子ダブルスが行われ、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)/
D・ネスター(カナダ)組が
M・メロ(ブラジル)/
D・ブラウン(ドイツ)組に6-5 (7-5)で勝利した。
>>IPTL特集ページ<<IPTLでは、1試合が6ゲーム先取の1セットマッチという特殊なルールで行われる。
この試合、ベルディヒ/ ネスター組が先にリードするも、第6ゲームでメロ/ ブラウン組がブレークバックに成功。その後、接戦の末にゲームカウント5-5となり、シュートアウトが適用された。
シュートアウトとは7点先取のタイブレーク方式で、カウントが6点で並んだ場合は、デュースにはならず次の7点目を取ったチームがそのセットを制することになる。
タイブレークでは、最後ブラウンがダブルフォルトを犯し、幕を閉じた。
世界ランク6位のベルディヒは、先日のツアー・ファイナル グループ・スタン スミスの予選ラウンドロビンで
錦織圭と対戦し、フルセットにもつれ込む接戦を披露した。
また、敗れたブラウンはBIG4の
R・ナダル(スペイン)と相性が良く、2連勝している。
ペアのメロはダブルス巧者で、今年の全仏オープンでタイトルを獲得しており、今季はダブルス6勝を誇る。
試合形式は男女シングルス、男子ダブルス、ミックスダブルス、男子レジェンドシングルスの5試合を6ゲーム先取の1セットマッチで行い、5試合の獲得ゲーム数が多いチームの勝利となる。
また、試合開催国チームが試合順の決定権を有し、それ以外の2チームはコイントスによって試合順を決める権利を決定する。
試合に勝利したチームは4ポイントを獲得し、敗れたチームは試合の獲得ゲーム数が20ゲーム以上なら2ポイント、10ゲーム以上なら1ポイント、10ゲーム未満なら0ポイント獲得となり、4節を終え獲得ポイントが最も高いチームが優勝となる。
昨年はインディアン・エーシーズが優勝、初代チャンピオンチームとなった。
IPTLは日本から始まり、フィリピン、インド、アラブ首長国連邦、シンガポールへと会場を移し、12月20日まで行われる。また、WOWOWではIPTLの全日程を放送する。
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