男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は16日、グループ・イリ ナスターゼの予選ラウンドロビンが行われ、第5シードの
R・ナダル(スペイン)が第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)を6-3, 6-2のストレートで下し、初優勝に向け好発進を切った。
>>ツアーファイナル組合せ表<<この試合、ナダルは第1ゲームいきなりワウリンカにサービスをブレークされるもすぐにブレークバックに成功。そこからサービスキープの展開が続くが第8ゲーム再びブレークに成功し、第1セットを先取する。
第2セットは集中力の糸が切れストロークでミスを連発するワウリンカに対して5ゲーム連取に成功したナダルの勢いは止まらず、ストレートで勝利を掴み取った。
両者の対戦は今回が17度目でナダルはワウリンカとの対戦成績を14勝3敗とした。
過去ナダルはツアーファイナルに6度出場し、4度予選を突破している。また、2度の決勝進出を果たしているが、2010年は
R・フェデラー(スイス)、2013年は
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ準優勝に終わっている。
昨年は虫垂炎のため欠場、今年は2年ぶりの出場となる。
今回は世界ランク2位の
A・マレー(英国)、同4位のワウリンカ、同7位の
D・フェレール(スペイン)のグループ・イリ ナスターゼに組み分けられている。
一方、敗れたワウリンカはツアーファイナルに2013年の初出場から今年で3年連続の出場。いずれも準決勝進出を果たしているが、2013年はジョコビッチ、2014年はフェデラーに阻まれ、決勝進出を逃している。
同日行われたグループ・スタン スミスの予選ラウンドロビンでは、第2シードのマレーが第7シードのフェレールを下し、自身初の優勝に向け好発進を切っている。
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