女子テニスの国別対抗戦のフェドカップ決勝戦 チェコ共和国 対 ロシア(チェコ共和国/プラハ、ハード)は15日、優勝を決めるダブルスが行われ、
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)/
B・ストリツォワ(チェコ共和国)組が
A・パブリュチェンコワ(ロシア)/
E・ヴェスニナ(ロシア)組を4-6, 6-3, 6-2の逆転で下し、前年度チャンピオンのチェコ共和国が3勝2敗でロシアを下し、大会連覇を果たした。
試合会場となったプラハのO2アリーナでは、フランスのパリで起きたテロ事件を受けてセキュリティ強化の中で行われた。
初日の14日を1勝1敗で終えて迎えた最終日の15日はリバース・シングルスが行われ、エース対決では
M・シャラポワ(ロシア)が
P・クヴィトバ(チェコ共和国)を3-6, 6-4, 6-2で下し、ロシアが2勝1敗で優勝へ王手をかけた。
しかし、続いて行われたシングルスでは、プリスコバがパブリュチェンコワを6-3, 6-4で退け、チェコ共和国が2勝2敗のイーブンへと持ち込み勝敗の行方はダブルスへと委ねられていた。
そのダブルスもフルセットへともつれたが、第3セットの第1ゲームでブレークに成功してリードを奪ったプリスコバ/ ストリツォワ組は、第7ゲームで再びブレークを奪うとゲームカウント5ー2とリードを広げ、続くサービスゲームではストリツォワがしっかりキープし試合に終止符が打たれた。
ストリツォワはその瞬間、膝から崩れ落ち喜びのあまり声を上げると、詰めかけた地元ファンも歓喜に溢れた。また、チェコ共和国はチーム全員でコートに駆け寄り、喜びのダンスをするとスタンドの観客もどよめきにまみれた。
ストリツォワは「信じられない。言葉にならない。最高の気分。ずっと夢だった。私達のダブルスで勝利を決められた。これ以上のことはない。」と喜びに浸っていた。
1993年にチェコスロバキアから独立して以来、2011年にロシアとモスクワで決勝戦を行いチェコ共和国として初めて優勝を果たすと、翌年には地元プラハで連覇を果たした。
2014年にも再びドイツとの決勝戦で勝利を飾り、4年間で3度目の優勝を成し遂げていた。チェコスロバキア時代には、1983年から1985年に3連覇を達成していた。
(STATS - AP)
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