男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は15日、グループ・スタン スミスの予選ラウンドロビンが行われ、第3シードの
R・フェデラー(スイス)が第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-4, 6-2のストレートで下し、4年ぶり7度目の優勝へ向け白星をあげた。
>>ツアーファイナル組合せ表<<この試合、第1セットの第2ゲームでブレークを許したフェデラーだが、その後すぐにブレークバックに成功。さらに第9ゲームもブレークし、このセットを先取。
続く第2セットではセットカウント4-0と、ベルディヒにチャンスを与えない猛攻を見せ、ストレートで勝利をおさめた。
両者は今回が21度目の対戦で、フェデラーはベルディヒとの対戦成績を15勝6敗とした。
過去の最終戦でフェデラーは、2003・2004・2006・2007・2010・2011年と6度の優勝を飾っており、昨年は
N・ジョコビッチ(セルビア)との決勝を前に背中の怪我を理由に棄権を申し入れ準優勝に終わっていた。
今回は世界ランク1位のジョコビッチ、同6位のベルディヒ、同8位の
錦織圭(日本)のグループ・スタン スミスに組み分けられている。
一方、敗れたベルディヒは過去のツアーファイナルで2011年に準決勝進出を果たしているが、それ以降は3年連続で予選敗退。11月上旬のパリ・マスターズでは準決勝でジョコビッチに敗れるも2度のタイブレークにもつれる接戦を演じていた。
また、同日行われたグループ・スタン スミスの予選ラウンドロビンでは、第1シードのジョコビッチが第8シードの錦織に圧勝して好スタートを切った。
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