男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)の組合せ抽選が12日に行われ、世界ランク8位の
錦織圭(日本)は4連覇と大会5度目の優勝を狙う同1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)、同3位の
R・フェデラー(スイス)、同6位の
T・ベルディヒ(チェコ共和国)のグループ・スタン スミスとなった。
過去の対戦で錦織はジョコビッチと2勝4敗、フェデラーと2勝3敗、ベルディヒと3勝1敗。
同2位の
A・マレー(英国)、同4位の
S・ワウリンカ(スイス)、同5位の
R・ナダル(スペイン)、同7位の
D・フェレール(スペイン)はグループ・イリ ナスターゼとなった。
ツアーファイナルに2年連続で出場する錦織。昨年は準決勝へ進出する快進撃を見せた。
今年は全豪オープンと全仏オープンでベスト8、そして3大会で優勝。初戦敗退を喫した全米オープン以降の最高成績は楽天ジャパン・オープンのベスト4進出となっている。
直近のパリ・マスターズは3回戦で途中棄権、その後に発表された世界ランキングでは昨年9月以来の8位へ後退した。
今大会は4選手が2グループに分かれ予選ラウンドロビンが行われる。予選では各選手が3試合を行い、各グループの上位2選手、計4選手が決勝トーナメントへと進出し、準決勝・決勝が行われるシステム。
シングルスの優勝者には総額192万ドル(約2億3,600万円)が贈られ、大会の賞金総額は600万ドル(約7億3,700万円)。さらに予選3試合全てを勝利し優勝すると1,500ポイントが与えられる。
また、ツアー・ファイナルは出場するだけで選手に16万7,000ドル(約2,053万円)、予選ラウンドロビンで1勝するごとに出場費と同額が贈られる。さらに、予選ラウンドロビンで1勝するごとに200ポイント、決勝進出で400ポイント与えられる。
昨年はフェデラーが背中の怪我のため決勝前に棄権を申し入れ、戦うことなくジョコビッチの大会3連覇となった。
組合せは以下の通り。
【グループ・スタン スミス】
(1)N・ジョコビッチ
(3)R・フェデラー
(6)T・ベルディヒ
(8)錦織圭
【グループ・イリ ナスターゼ】
(2)A・マレー
(4)S・ワウリンカ
(5)R・ナダル
(7)D・フェレール
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