男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATPマスターズ)は10月31日、シングルス3回戦が行われ、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が世界ランク20位の
A・フィス(フランス)を6-4, 3-6, 6-3のフルセットで破り、2021年以来3年ぶり4度目のベスト8進出を果たした。
>>ズベレフら パリ・マスターズ組合せ<<>>錦織 圭ら スロバキアOP組合せ<<上位8シードは1回戦免除のため2回戦から登場した世界ランク3位のズベレフは、初戦で同39位の
T・フリークスポール(オランダ)をストレートで下して3回戦に駒を進めた。一方のフィスは1回戦で同201位の
M・チリッチ(クロアチア)、2回戦で同42位の
J・シュトルフ(ドイツ)をいずれもストレートで破り16強へと進出している。
3回戦の第1セット、ズベレフはサービスエース7本、ダブルフォルト0本というサービスゲームを記録しフィスに1度もブレークを許すことなく先行する。第2セットでも5本のサービスエースを決めたズベレフだが、セカンドサービス時のポイント獲得率が33パーセントと低迷。フィスにワンチャンスを決められブレークを許すと、自身は3度のブレークチャンスをものにできずセットカウント1-1に追いつかれる。
それでもファイナルセットでは今度は自身がワンチャンスをものにしてブレークを果たすと、サービスゲームでは3度のブレークポイントを凌ぎ切り勝利。2時間9分で接戦をものにした。
今大会は開幕前に第1シードの
J・シナー(イタリア)がウイルス感染の影響で棄権を発表。また、同日行われた3回戦で第2シードの
C・アルカラス(スペイン)が第15シードの
U・アンベール(フランス)に敗れたため、ベスト8に勝ち残ったトップシードがズベレフとなった。
そのズベレフは準々決勝で第10シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは3回戦で世界ランク29位の
F・セルンドロ(アルゼンチン)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第8シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第9シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)らが8強入りを決めた。
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