男子テニスツアーの下部大会である兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、ハード)は12日、シングルス2回戦が行われ、第3シードの
添田豪(日本)や第7シードの
西岡良仁(日本)らが準々決勝へ駒を進め、シングルスのベスト8が出揃った。
添田は2回戦で世界ランク216位のT・ヤン(台湾)と対戦。終始試合の主導権を握っていた添田が6-2, 6-2のストレートで勝利した。試合時間は1時間11分。
準々決勝では、第7シードの西岡良仁との日本人対決に挑む。
同日の2回戦でラッキールーザーの
井藤祐一(日本)に完璧な試合を展開した西岡は隙を与えず、わずか49分で勝利をおさめた。
添田と西岡は、昨年の慶應チャレンジャー準々決勝で1度だけ対戦しており、その時は添田がストレートで勝利している。
また、前週の全日本選手権で添田を下して初優勝を飾った
内山靖崇(日本)は、2回戦で世界ランク226位の
S・ロバート(フランス)と対戦。内山が第1セットを先取するも、第2セットからロバートの強打に圧倒され、傾いた流れを引き戻せないまま逆転で敗れた。
もし内山が勝利していた場合、準々決勝では第4シードの
ダニエル太郎(日本)との対戦が実現していた。
日本勢でベスト8に勝ち残ったのは、添田、西岡、ダニエル太郎の3選手となった。
さらに、同日に行われたダブルス準々決勝には内山、ダニエル太郎、
近藤大生(日本)/
大西賢(日本)組が登場したが、いずれも敗れてダブルスでは日本勢全滅となった。
日本国内で行われるATP(プロテニス選手協会)大会は楽天ジャパン・オープン、兵庫ノアチャレンジャーなど5大会のみ。一般男子の世界ランキングポイントが取得出来る大会の兵庫ノアチャレンジャーは、日本人男子選手にとってグランドスラムに出場するための貴重な大会の1つ。兵庫ノア・チャレンジャーは今年から開催の大会である。
■関連ニュース■
・兵庫ノア 添田圧倒で8強・兵庫ノア 西岡完勝わずか49分・兵庫ノア 全日本V内山が敗退