男子テニスツアーの下部大会である兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、ハード)は12日、シングルス2回戦が行われ、全日本覇者の
内山靖崇(日本)は世界ランク226位の
S・ロバート(フランス)に7-5, 3-6, 1-6の逆転で敗れ、ベスト8進出とはならなかった。
この試合、3度のブレークに成功した内山が第1セットを先取するも、続く第2セットではロバートの強打に押され1度もブレーク出来ず、勝敗はファイナルセットへもつれ込む。
その後、ファイナルセットでロバートに傾いた流れを引き戻せなかった内山は、会場の応援を背に挑むも挽回の糸口を見出せず、逆転負けを喫した。
23歳の内山は、今年8月のチャレンジャー大会で初の決勝進出。また、9月の国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビア戦では
西岡良仁(日本)とペアでダブルスに出場した。
前週の全日本選手権では決勝で
添田豪(日本)をストレートで破り、見事初優勝を飾っていた。
勝利したロバートは、1回戦で第5シードの
伊藤竜馬(日本)を下しての勝ち上がりだった。準々決勝では、第4シードの
ダニエル太郎(日本)と対戦する。
日本国内で行われるATP(プロテニス選手協会)大会は楽天ジャパン・オープン、兵庫ノアチャレンジャーなど5大会のみ。一般男子の世界ランキングポイントが取得出来る大会の兵庫ノアチャレンジャーは、日本人男子選手にとってグランドスラムに出場するための貴重な大会の1つ。兵庫ノア・チャレンジャーは今年から開催の大会である。
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