女子ツアー最終戦であるBNPパリバWTAファイナルズ・シンガポール(シンガポール、ハード)は26日、予選ラウンドロビンのホワイト・グループ2試合が行われ、第2シードの
G・ムグルサ(スペイン)が第8シードの
L・サファロバ(チェコ共和国)を6-3, 7-6 (7-4)のストレートで下し、今大会のデビュー戦を勝利で飾った。
今年のウィンブルドンで自身初のグランドスラムで決勝進出を果たした22歳のムグルサ。その決勝戦では
S・ウィリアムズ(アメリカ)にストレートで敗れるも、今季はブレークのシーズンとなった。
最終戦の出場権を初めて獲得したムグルサは、スペイン人女子選手としては、2001年の
A・サンチェス=ビカリオ(スペイン)以来の出場を果たした。
「ここへ来れて、初めて勝利も飾れて、本当に最高の気分。だから今は、より一層落ち着いてきたと感じているし、大会にも更に慣れてきたと感じる。」とムグルサは試合後、素直な気持ちを語っていた。
ムグルサがウィンブルドンの決勝進出を果たしたのは、グランドスラムのスペイン人女子としては2000年の全仏オープンでC・マルチネスが準優勝を飾って以来で、ウィンブルドンでは1995年と1996年のサンチェス=ビカリオ以来の快挙だった。
今後ムグルサは、ホワイト・グループの第4シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)、第6シードの
A・ケルバー(ドイツ)と対戦する。
(STATS - AP)
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