女子テニスツアーのチャイナ・オープン(中国/北京、ハード)は11日、シングルス決勝が行われ、第5シードの
G・ムグルサ(スペイン)が第12シードの
T・バシンスキー(スイス)を7-5, 6-4のストレートで下して今季初、キャリア通算2度目の優勝を飾った。
試合を通して、ムグルサはバシンスキーに4度のブレークを許すも、自身はそれを上回る6度のブレークに成功。大事なポイントを逃さなかったムグルサが1時間34分で勝利した。
バシンスキーのバックハンドがネットにかかり勝利が決まった瞬間、ムグルサはラケットから手を離し、コートに仰向けで倒れ込んで喜びを噛み締めていた。
両者が今回3度目の対戦で、ムグルサは対バシンスキー戦を3戦全勝とした。
現在22歳のムグルサは、昨年1月のホバート国際で予選から勝ち上がりツアー初のタイトルを獲得。今年のウィンブルドンでは、決勝で女王
S・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れるもグランドスラム初の準優勝を果たした。
また、今大会後の世界ランキングでは自己最高位となる4位に浮上した。
一方、敗れたバシンスキーはキャリア通算3勝を誇り、今季は2勝をあげている。今年の全仏オープンでは四大大会初の4強入りを果たしていた。今大会後の世界ランキングでは、初のトップ10入りとなる自己最高位の10位を記録した。
26歳のバシンスキーは数年前、テニスから離れてレストランで働いていた時期もあった。そして、ホテル経営を学ぶために学校へ通うことも考えていた。
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