男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード)は18日、シングルス決勝が行われ、第16シードの
JW・ツォンガ(フランス)を6-2, 6-4のストレートで下して2年ぶり大会3度目の優勝、さらに今季9勝目をあげた第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が、試合後に準優勝のツォンガ、そして自身のチームへ言葉を送った。
>>上海マスターズ対戦表<<両者は今回が20度目の対戦となり、ジョコビッチは対ツォンガ戦を14勝6敗とさらにリードを広げた。
この試合、第1セットからブレークに成功したジョコビッチは、終始指導権を握りゲームを連取。ツォンガに1度ブレークバックを許すも、左右に揺さぶる展開でポイントに繋げたジョコビッチがこのセットをあっさり先取。
続く第2セット、ジョコビッチにブレークチャンスが来ていたが活かせず、両者サービスキープが続く。しかし、第9ゲームで大きなブレークに成功。その後しっかりサービスゲームをキープし、ジョコビッチが1時間18分で優勝を手にした。
試合を通してジョコビッチの凡ミスは8本に対し、ツォンガは27本もの凡ミスを犯した。さらに、
R・ナダル(スペイン)との準決勝でツォンガはサービスエースを11本決めていたが、今回は5本だった。
GAORAの中継で、ジョコビッチは試合後に「ツォンガおめでとう。彼にとっても良い1週間だったし、そしてここからファイナルズ(ツアー最終戦)への道が開けたと思うので、更に頑張っていきましょう。」と準優勝のツォンガに言葉を送った。
さらに「私のチーム、本当にいつもありがとう。また来年も戻って来たいです。」とコメントした。
今季ジョコビッチは、1月のカタール大会の準々決勝で
I・カルロビッチ(クロアチア)に敗れて以来、13大会全て決勝進出を果たしており、グランドスラムでは3度優勝を飾るなど、圧倒的な強さを誇っている。
また、先週のチャイナ・オープンから今大会決勝まで、全て1セットも落とさずストレートで勝利をおさめてきている。
(コメントはGAORAから抜粋)
■関連ニュース■
・ジョコ 驚異の13大会連続決勝・ジョコビッチ 錦織戦で雄叫び・勝利の舞ツォンガ 初の決勝へ